本当の話・パーマの奇跡2

容業界魑魅魍魎!いきなり過激なことを言ってますが、ほぼ真実です。

そんな訳でこの裏ブログで知りえる限り真実をお伝えしようと思います。

主に薬剤、化粧品など、ケミカルな所を中心にお話しようと思いますが、

マニアックにはならず、できるだけ”猿でもわかる”感じでお伝えしようと思います(笑)。

尚、4月のご予約も土日を中心に埋まってきていますので、早めのご予約お願い致します。

それでは。。。今回のテーマは『パーマの奇跡2』

パーマ剤の1液。自分がこの”美容師”という修羅の門をくぐった昭和の時代は現在の様にあまり種類もなく、大まかに2種類の還元剤(チオグリコール酸・システィン)、どちらもP・Hが高い(8以上)のものが主流でした。これがまたややこしい話になるんですが、これらの還元剤のP・Hが高かった理由は”強いアルカリ性・P・H域でないと動かない(反応しない)薬品”だったため。カラー剤・ブリーチと同じく、”アルカリが強くなると当然髪は傷みます”。特に”チオグリコール酸”はP・Hの高さに比例して猛威を振るいます(いわゆる強い薬剤)。一方の”システィン”還元力(髪の結合をきる力)自体は弱いのですが、これも高P・H域でしか働かなかったため、アルカリによるダメージは強いものでしたが、『シス(ティン)だから安心!』なんて、賢くて根性のあるサディスティックな昭和美容師という猛者たちは”無知”という最強の刀で切りまくります。結果”チリチリでチーン・・・”パーマは傷む”黒い伝説の始まりです・・・それでも時代は少しずづ進化の様相を見せ始めます・・・続く