本当の話・香り成分の神秘?2

容業界魑魅魍魎!いきなり過激なことを言ってますが、ほぼ真実です。

そんな訳でこの裏ブログで知りえる限り真実をお伝えしようと思います。

主に薬剤、化粧品など、ケミカルな所を中心にお話しようと思いますが、

マニアックにはならず、できるだけ”猿でもわかる”感じでお伝えしようと思います(笑)。

尚、3月のご予約も土日を中心に埋まってきていますので、早めのご予約お願い致します。

それでは。。。今回のテーマは『香り成分の神秘?2』

『サリチル酸』を一切使わず、カビが生えた様な化粧品が安全かというとそうでもなく、カビが生えてしまうような原料に問題があります。”カビ”はご存知の様に発がん性の高い物質でもある故、防腐剤として最低限の量は必要です。サリチル酸も肌に棲む悪玉菌を抑える最低限の配合か、相当な量を使うのか、そこがキモになります。”パラベンフリー”をはじめ、現在防腐剤不要をうたった製品が多いですが、肌の仕組みをきちんと捉えた化粧品にとって”防腐剤は必要なモノであり、気を付けるべきはその配合量”となります。”クマリン”という植物香料成分があります。これは、つけただけでかぶれたり、日光に当たるとかぶれたりする刺激があり、クマリンより種類の多い”フロクマリン”はクマリンの誘導体(浸透しやすくしたもの)であり、日光に当たるとシミをつくる『光毒性』を持つものが沢山あります。”フロクマリン”はミカン科、せり科、マメ科の植物など多くの植物に分布しており、果実や果皮に多いのが特徴です。安全のためにこれらの成分が配合されている化粧品は避けるのが無難です。当然ですが、ミカンの皮を肌に擦り込んだりしてはいけません。皆さんも経験ありませんか、『ゆず湯』で肌がピリピリした経験?。こうした柑橘系に含まれる”リモネン”溶剤なので油を溶かす力が強く、肌の油を取りすぎたりするので配合量に要注意です。『食べられるものは安全』なんんて容易に考えてはダメです。イメージだけに左右されないことをお勧めします。